大川硝子工業所

よくある質問

お客様より寄せられたご質問にお答えしたものを掲載しております。

Q. ガラスびんは何からできているのですか?
A. ガラスびんは主に、けい砂、ソーダ灰、石灰石で作られています。けい砂は白っぽい砂で主な成分は二酸化珪素。ソーダ灰は食塩からつくった炭酸ナトリウム。石灰石は炭酸カルシウムです。従来、ガラスびんの製造にはこの3つの原料を多く使っていましたが、一度ガラスびんにした物は何度も溶かして再生する事ができるので、現在は空きびんを細かく砕いた物(カレット)を主な原料にしています。
Q. ガラスびんの優れた点は何ですか?
A. 主原料でもある、けい砂、ソーダ灰、石灰石は地球に害のない天然の素材です。そして空きびんは細かく砕きカレットにしてそれを溶解し再び製びんする事ができますので、人にも環境にもやさしい素材です。また、ガラスびんは密閉性が高く、食品等の長期保存に大変優れております。
Q. ガラスびんの扱い方について教えて下さい。
A. ガラスが割れる時は必ず引張り応力側の面についたキズを起点として破壊します。そしてキズが深いほど小さな応力で破壊します。ガラス製品を長く使うためには、金属や陶磁器等の硬いものとぶつけたり、研磨剤入りスポンジでこすったりなどせずに、できるだけキズをつけないようにすることが大変重要です。ガラスは加熱され温度が上がることによって膨張し、冷やされることによって収縮します。熱による破損は、ほとんどの場合急冷や急加熱により発生します。但し、耐熱ガラスは熱による膨張・収縮が非常に小さくなっているため、破損しにくくなっています。
Q. ガラスびんで飲むものが美味しく感じるのはなぜですか?
A. ガラスびんは材質そのものが無味無臭ですから中身に味や臭いが移る事なく本来の味が楽しめます。そして手触りや口触りも滑らかでやさしい感触。飲み物を注ぐときには、トクトクという心地よい音も聞かせてくれます。また個性あるデザインによる高級感や存在感などが全て一体となって美味しさにつながっていくのだと思われます。
Q. ガラスびんの"3R"について教えてください。
A. 循環型社会の形成をめざしたReduce(リデュース:発生抑制)、Reuse(リユース:再使用)、Recycle(リサイクル:再利用)の取り組みのことを3Rとを言います。ガラスびんの3Rでは、Reduceはびんを軽くすること、Reuseはくり返しびんを使うこと、Recycleは資源にしてびんの原料やその他の用途に再び使うことです。ガラスびん業界は、「循環型社会形成推進基本法」、「資源有効利用促進法」、「容器包装リサイクル法」に適切に対応するとともに、3Rの推進に積極的に取り組んでいます。